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My 天体観測所建設記録 天文台その後 観測機器の紹介 観測紹介

StarDome MOMO 建設記録

天文を趣味とする人、志す人・・・やはり憧れは、自分だけの天文台を持つことではないでしょうか?
 私も最初は、車に機材を乗せて、山や暗い広場を捜し求めて放浪する移動天文台でほしみをしていました。時には、山の奥深く・・・誰も知らないような場所でキャンプ用の折りたたみ椅子に座って星を眺めたり、池のすぐ脇で望遠鏡で星を眺めていたものの、どうも気味が悪くて逃げ出したり・・・そんなお気楽な生活を楽しんでいました。そんな私が、最初10センチ望遠鏡を空に向けたのは、家の近くの公民館広場・そこで初めて西の空に捉えた「土星」はとても小さくて可愛らしい星でした。望遠鏡の接眼レンズ(最近はアイピースというらしい)の視界の中に、麦藁帽子をかぶった少年の顔のように・・・
 あれから4年後の2003年5月5日、実家の屋根の上に天文台を開設しました。私の天文台は、本当の天文屋から見れば不十分なところが多いです。切妻式屋根に設置したのですが、望遠鏡基礎とドーム基礎を異なる構造にしたものの結局は屋根基礎が同じなので功を奏さず・・・マットを引いて何とか凌いでいる有様です。また、赤道儀も十分にその能力を発揮しているとはいえない面も多々あります。なによりも周りが木々に囲まれているために南西〜北東方向の低位置での天体の観測ができません。季節によっては北極星も木に隠れてしまう有様です。
 屋根は親の家を借りているものだから、屋根をぶち抜いて基礎を作るなど贅沢もいえない。でも、必要は発明の母とは言ったもので、開所当時は色々不便もありましたが、マットを敷いて振動を軽減したり、遠隔操作ソフトを手に入れて、部屋との遠隔操作を可能にしたりとか、今はそれなりに便利になってきました。
そんなドームの紹介です。

これぞ夢の実現!MyDome…スタードーム モモ

ここでは、天文台建設前に見ていた頃の貴重な写真を使って、当時のほしみをちょっと紹介しながら、その後どうして、どのように天文台を造るに至ったのか・・・そんなところから話を始めてみたいと思います。
ただ、本天文台に用いたFRP製のドーム本体はもう取り扱い業者さんが取り扱いを止めているため、入手するのは困難かと思います。ですから今後建設される際には、参考としてみていただければと思います。・・・もっとも、参考にはならんかごめんなさいね
おっと、実はドームに愛称をつけました。地元特産のモモと我が可愛い娘の名前にあやかって、StarDome MOMOと名づけた次第でございます。(2010年4月決定)これからも長く活躍することを祈っています。

では、天文台建設記録のはじまりはじまり〜

My 天体観測所建設記
そもそもの始まり ドーム製作 渡り廊下施工 ドーム基礎 天文台建設 内装工事 観測機器設置 ドーム完成
完成後の天文台 遠隔操作 写真専用台設置 天文台大改修工事(1) 天文台大改修工事(2)
 観測紹介 変光星観測のすすめ MISAO Project追跡観測
ふっくんの星空散歩