てんびん座 Libra(Lib) 


 てんびん座はおとめ座のスピカとさそり座のアンタレスに中間あたりにみえる「く」の字をひっくり返した形にみえる3等星のならびに見える星座で、目立つ星座ではありません。
てんびん座のモデルは、人の善悪を裁くために正義の女神「アストレア」が使っていた天秤といわれています。あるいは紀元前1200年ごろは、この付近が秋分点であったことから、昼夜を等しく分けていたということで、この辺りをてんびん座として独立させたとも言われています。というのも、大昔は、さそり座の一部だったそうです。(これは私がハワイに行った際に星空ガイドさんからも聞きました)
さそり座の名残として、この星のα星はズベン・エルゲヌビ「南の爪」、β星がズベン・エルシャマリ「北の爪」と天秤とはおよそかけ離れた呼び名で呼ばれていることからもわかろうというものです。