さんかく座 Triangulum(Tri) 


 さんかく座はアンドロメダ座の足元付近に見える三角形の星座です。ギリシャではこの星座をΔ(デルタ)と見立てて、デルトトンと呼び、エジプトではナイル川の三角州と呼んでいました。
 秋の星座のご定番通り明るい星はありませんが、形が整って分かりやすいので、意外と見つけやすい星座です。
 特にこの星座には伝説は言い伝えられていません。ただ、紀元前1200年頃より伝えられていたことから、古い星座であることは間違いないようです。
 また、この星座には我々の天の川銀河が属する局部銀河群のメンバーであるM33(さんかく座の渦巻き銀河)があります。大きさは満月の2倍程度と大きいのですが、アンドロメダ銀河とは違い、やや淡いので夜空の本当に暗い場所でないと肉眼で見つけるのは難しいと思います。