6月の星空

6月も5月に引き続き系外銀河の季節なのですが日本では梅雨がはじまりますね。でも6月上旬はまだまだ大丈夫(な地域が多いです)。夜空を見上げてみましょう。
6月には春の大曲線と北東〜東に見えてきた「わし座」のアルタイル(彦星)、「こと座」のベガ(織姫星)「はくちょう座」のデネブで形作る「夏の大三角」の間にあるいびつなHの形をしたヘルクレス座が天頂近く見えます。そうなると退治された「しし座」「かに座」「うみへび座」は西の空に逃げるように駆け込んでいきます。
また南の空には夏の代表的な星座である「さそり座」が昇ってきています。これはオリオンを刺し殺した毒さそりといわれており、この星座が昇るころオリオンは西の空に隠れ、この星座が西の空に隠れたのを見計らってオリオンが東の空から昇ってくるといわれています。ヘラクレスの話といい、さそりの話といいこじ付けにしては話がよくできていますね。

六月の星空です

この星図は、ステラナビゲータVer.6で作成したものです。

毎月の星空に戻ります