きりん座 Camelopardalis(Cam) 


 きりん座は、ぎょしゃ座とこぐま座に挟まれた範囲にありますが、もっとも明るい星でも4等星で、現在では日本の殆どの地域で見ることはできないと思います。
 もともとこの星座は、17世紀初頭にバルチウスが旧約聖書に登場するラクダを記念して、「らくだ座」と説明したため、一時期はらくだ座と呼ばれていたが、ラテン語の「らくだ」とギリシャ語の「きりん」が似ていたために、時を経て、きりん座と認識されたようです。
 ところでこの星座のα星、β星ともに4等星ですが、実体はα星が青色超巨星、β星が黄色の超巨星と言われています。
 また、NGC2403やIC342など大型の銀河もあります。