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My 天体観測所建設記録 天文台その後 観測機器の紹介 観測紹介

ドームの製作

ひとたび建てるとなると、安くても100万円オーダーのドームです。
そもそも私みたいに土地もなく、金もない人が建てるにはどうしても妥協しなければならない面があります。私の場合、その設置場所でした。
私の家の構造上、また周りの景観上母屋と私の家の間、そのスペースしか設置場所がなかったので・・・また、親がその場所しか許してくれなかったので母屋の2階の脇に建てることになりました。
もうひとつ、基礎の問題がありました。元々望遠鏡の基礎は建物の基礎とは別ということを私は知らなかったので、これは失敗でした。結局屋根の中の垂木の状態を見てのぶっつけ本番施工となりました。
私のように殆ど無学の人がいっぱしの金をかけてドームを建設するには、それなりの勉強をしたほうが良いと思います。まずそれなりのものを建てるのであれば、最低限の計画はしたほうがいいですね。まずは・・・

@:ドームの大きさが、実際に望遠鏡に適しているのか?(これは絶対です!望遠鏡のためのドームなんですから)
A:スリットの開閉が、既存の建物の邪魔にならないか?(私は失敗しました)
B:ドームと望遠鏡基礎を別々の基礎にできないか?(ドーム製作の基本ですがね)
C:できれば視界が取れる場所に建設できれば最高なんですがね・・・

私が頼んだ大工さんも腕はいいのですが、何しろ特殊な工事(多分生涯二度とこんな仕事はないと言っていましたし・・・)なので、分からないことだらけでした。

4月にドームが届きましたが、私が姫路に住んでいたことや、大工さんの関係からしばらくドームは車庫に眠っていました。実はドームが届く前は中東情勢がよろしくなく、(覚えていますか?イラク戦争です)ドームがいつ来るかわからない状態でもありました。しかし、実際は問題なく届きましたけどね。
下の写真は、2.3mドームです。球体部分は、2つに割れています。奥においているのが側壁(高さ1.5m)です。

工事を待つ天体ドーム

当時は、実家に住んでいませんでしたし、仕事の都合もあるので・・・4月中旬〜5月の連休にかけての本体の組み立てを考えていました。その前に渡り廊下の設置やドームの基礎を作らなくてはいけません。

そして、まずは天文台への通路です・・・

My 天体観測所建設記
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完成後の天文台 遠隔操作 写真専用台設置 天文台大改修工事(1) 天文台大改修工事(2)
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