観測機器の設置
観測機器は、望遠鏡とそれを制御するビクセンスカイセンサー2000PCとWin98SEのノートパソコン(いまどきは珍しく画面タッチができるので大変重宝しています)と、冷却CCD撮像用の大型パソコンがメインです。あと、開所当時は電波時計と温度・湿度計、HRO測定器とそれ専用のパソコンでした。
右は、HRO専用のパソコンです。望遠鏡稼動時はスカイセンサーからの電磁波で測定不能になりますが、それ以外は24時間動いています。(データがたまる一方でつらいですけど)
(現在は天文台内を整理したため、ケーブルを家のほうに変えています)
これが当天文台の主力望遠鏡である20センチニュートン反射望遠鏡(ビクセンR200SS)です。最近になって20センチのVC200を購入しましたが、まだメインはこっちの望遠鏡です。
移動天文台として昔は活躍していましたが今は移動することはなくなりましたし、今後もないでしょう。移動天文台としてはFL102(フローライト10センチ屈折望遠鏡)がメインとなっています。
このような経緯から、何とかかんとか完成に持ち込みました。
そして、2003年5月5日、初めてドームを夜空に向けて開けました。
意識したわけでは全然ないのですが、初めて入ってきた星の並びは北東の夜空に燦然と輝く「北斗七星」でした。そのときの風景と感動は今でも忘れません。
時として、同じ時期に同じアングルで見ることはありますが、あのときの瞬間の感動というのはもう二度と来ませんね。
瞬間は、永遠にもできます。
ドームは数年たって古びたところもありますが、あの瞬間は永遠に心の中に残っています。